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2025/01/15 09:37 |
ポニョ感想文
ジブリフリーカーにっしーとして、
公開二日目の今日、
『崖の上のポニョ』見てきました!
おなかのポニョっとしたおっさんとww

ポーニョポーニョポニョ、魚の子♪
いや~ハッピーハッピーだった。
アニメーションとしては最高傑作の一つだね。
ものづくり、クリエイターとしての宮崎駿は凄まじいと言わざるを得ない。

雰囲気でいえば、三鷹の森美術館で上映されているような短編アニメーションを長編にしたような感じ。
あのほんわかした雰囲気、メルヘン度全開な世界感は、まさに駿ワールド。
純粋に楽しめました。

見てない人はゼヒみるべし☆

今回の日記には、続きがあります。
若干、ネタバレもあります。注意!!
より詳しい感想を読みたい人だけ、クリックしてね。↓
では、より個人的な感想を。

まず、直感的に感じた言葉を羅列するとしよう。
演出の面では、

『極端』
『妥協の全く無い』
『ストイック』
『徹底的』
『こだわりの塊』

ちょっとよくない言い方をすれば、
『やりすぎ』
『押し付けがましい』
『正直バランス悪い』

次に、映画の内容では、

『母性』
『純粋』
『無垢』
『優しさ』
『母の強さ』
『メルヘン』
『アニミズム』

こんな感じかな。

ではちょっと言葉を付け加えます。

演出面ね。
すごいの一言。
もう、駿さんは創造力の宝庫かと。
波にまで生命を持たせるというアニミズム。
生命力の有り余る様を、デボン紀の生態系爆発に当てはめるなど、アイデアもすごい。
海の生物の描き方とアイデアも素晴らしい。
生き物の絶対的な数量。それはもう、すごい光景。
生命の夥(おびただ)しさ、群という表現方法で、不気味さ、躍動感、力強さを表す、その術。
彼のテクニックと手腕が惜しみなく発揮されていたね。


ただ、ちょっとやりすぎなイメージも。
『生』に対するエネルギーが、ちょっと、あまりに、溢れ出すぎていて…
エネルギッシュな人は魅力的だけど、あまりにエネルギッシュだと圧倒されたり、暑苦しく感じてしまったりする、そんな感じw
もうちょっと大人しいほうが、俺の好みかな。

あと、『母性』が凄まじく前面に出てた。
そこまでやったらちょっと気持ち悪いよ、というくらい。
特に船の上で出会う赤子連れの夫婦とのやり取りは…う~んw
毎度御馴染み『女性の強さ』ももちろん、表現されていました。
それはよいのだけれど、、やっぱりおっぱいのくだりはやりすぎで説明的だった気が。

ちなみに俺にはちょっと、会話の内容はもちろんのこと、登場シーンからすでに違和感ありありでした。
子供二人がおもちゃのボートに乗ってるのを見て、冷静に「おーい」と叫んでるのはどうかとww
『せいちゃん!!?子供二人で、、何やってるの!!』
『今は津波で大変でしょう!?うちも沈んじゃって、こうやって船があったから何とか身一つで逃げ出せたけど…さあ、おばさんたちと一緒に安全なところまで避難しましょう』的な、ね。
せめてトトロに出てくるバイクのカップルみたいな人間臭さと常識は持ち合わせていてほしかった…
子供向けだからよいのかな。

何にせよ、やはり駿さんはフェミニストだな、うん。

ちなみにジブリ名物、元気なおばあさんも、今回はたくさん出てたww
ばあちゃんたちかわゆすww
駿さん、おばあさん描くの好きやなww


純粋さ、無垢さ、も、ちょっとやりすぎなところ。
何もしらないポニョが純粋なのはわかるけど、、
いまどきの子供であるはずの宗助があまりにも純粋で。。う~ん。
礼儀正しく、疑うことを知らない、好感のもてる素晴らしいお子様でした。
そういえば、母親であるリサも純粋だったな。
んなアホな、ということも平気で包み込める素晴らしい母親でした。
そして強いw人としてはほぼ最強の精神力ww
無茶ばっかする神経はどうかと思うけどwww


ストーリーの話へ。
なかなかよかったな。
すごくスピード感があって、一つ一つの場面がに無駄が少なくって。
メルヘンな設定や展開も、素敵だった。
クラゲ農場や研究所、命の水、人魚姫伝説など。。。
完全に好みやけどw俺は好きだったな。
海、男のロマン、みたいなんも楽しかった。
海兵の帽子、モールス信号。
オラわくわくしてきたぞ!ってなったぜ。

ジブリ映画の見所にもなってる、
ジブリ走りと、おいしそうなご馳走も出てきましたよww
しかし今回の、ポニョが波の上を走ってるときのジブリ走りはすごかったなあ~~!!
爽快感たまらん!!
あのシーンはもう一回、じっくり見たい。


総括として。
完成度は素晴らしいの一言。
でもちょっとテンポがよすぎたりあまりにアニミズムが強すぎたりしたところは、しんどかったかな。
もうちょっとリアリティを出すとか、間を取って心情の流れを俺たちに考えさせる隙を与えるとか、
そういう、バランスが取れていた方が個人的には好みだった。

あ、ただ全くリアリティがない、ってのじゃないよ。
人の仕草は本当にリアルで、細かくてすごかった。
特におばあさんの仕草とか、ポニョが眠たいときの仕草とか。
めちゃくちゃかわゆい、、、ww
そういう細かいところはよかったのだけれど…
ストーリー上、ああなれば常識的に考えればこうなるやろ、って所が強引にメルヘンにいってもうたりしてたんやけど、そこら辺がちょっと違和感あったんよね。
例えば津波が来たら普通もっとビビるやろwとか、無謀すぎるドライビングwwとか、5歳の子供二人が小さいボートに乗ってるのを大の大人が危険とも何とも思ってないところとか、そういう突っ込みを入れたくなる部分をもうちょっとだけ現実的にしてくれればよかったのにな、と。
俺ら一般人とアニメの中の人とで一般的な認識が違っているのは、感情移入をする上で、ちょっとまずい。
そういう意味では、現実的な人間描写は甘かったかもね。


まあ、、、

まあ、アニメ作品にそんなこと言ったらおしまいかww


何にせよ、こういう作品が作りたかった!という気概は十分に伝わった。
最初にも書いたけど、妥協の全く無い、ストイックな映画でした。
宮崎駿を、ジブリの製作スタッフを、この映画を、心から賞賛したいと思います。



製作お疲れ様でした、いい映画だったよ!
またこんな映画、作って下さい!!!




ということで、感想は以上です。
もし最後まで読んでくれた方がいれば、長々とどうもお疲れ様でした。

ホントにいい映画なので、ゼヒ見に行ってね~
もしくはビデオが出たときにレンタルしてみてねw



では~


p.s.ちょっとでもネタバレかも、ってところは一応白色にしてるんで、どうしても見たい、という人は反転して見てね。
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2008/07/21 01:15 | Comments(0) | TrackBack() | ジブリ

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