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2025/01/15 09:25 |
決別
店長の面会に行って来た。

彼は決して詫びず、淡々と話しかける。

何よりも恐ろしいのは、目。
飢えた獣の目?死んだ魚の目?
人殺しの目?

凍てつくような視線とは、あの目のことを言うのだろう。

「お前らには、感謝しないとな。」

「感謝しないといけない人間が増えて、困るわ。」

と何度となく呟いていた。

恐ろしい。

感謝とは何か、考えるだけ恐ろしい。

出てきても、決して誰にも、感謝して回らんといてほしい。。



そして夕方、彼の弁護士と会う。

店長からの手記を預かっているとのこと。

内容は、こうだ。

俺に無期限休養を命ずる。
休業中は決して店舗に入ってはいけない。
休業中は従業員と連絡を取ってはいけない。
休業手当3万円を支給。


彼のお得意、自分に都合の悪い人間は切り離す。
いつもそうだ。
有能でも、彼に歯向かう者は首。
関係を求めてきて、断れば首。
気に入らないものは、全て首。
今回はついに俺にその順番が回ってきたようだ。


おそらく、保釈金が早くほしいのだろう。
保釈金があれば、3ヶ月で保釈される。
俺が店の売り上げを管理している間は、間違いなく店長に金が渡る可能性はない。
それに、店長は俺が警察に自分を売ったと考えている。
裏切り者…邪魔者…そういう扱いだ。
休業にした点が苛立たしい。


恩を仇で返すとはよく言ったものだ。
俺が辞めればあの店はどうなる?
もうどうでもいい…
ただ、保証人の方にだけは、申し訳が無い…



彼はこのまま孤独を深めて、どんな人生を送るのだろう?

出来る限り、人に害をなすような生き方だけはやめてほしい…
といっても、彼には無理だろうが。



もう、彼と接触するのは懲り懲りだ。




決別。


さようなら、店長。
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2008/07/23 10:34 | Comments(0) | TrackBack() | バイト

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