カホンの評判は、概ね好評だった。
I藤研の人が「また定期的にやってね」と気に入ってくれたり、
E名研のドクターの人は3階から見てくれていて、「なんてジャンルの音楽なの？」と興味を持ってくれたり、
E本研の4回生は、「キャンパスライフみたいでよかったです」と褒めてくれた。

そう、手作りカホンとセッションの船出は一見、良好の様に思われた…


しかし。


ある人の一言で、楽しい昼下がりに暗雲が立ち込めることになる。



本日午後12時、サークルのミーティングへ行こうとすると、
担当教授から「西山君、ちょっといいかな」と声が。。


「最近、G棟付近で太鼓かなんか叩いてるってホントか」
『はい、そうですが』










「やめてくれんか。苦情が来てる」










ナンデストーーー







A先生からのメール。

「近所迷惑になりますし、講義がありますのでやめていただきたい」という文面。


馬鹿な。
近所には(壁に阻まれて)絶対に聞こえないはずだし(確認した)、
昼休み中に演奏していたから講義もないはずだ。


しかし、苦情が来てしまえば致し方ない。
もう、カホンは諦めるしかないのか…




いや、俺は反骨する。

限られたキャンパスライフを謳歌するために、絶対にセッションは続ける。
続けるんだぜ！！



…しかしどんな理由であれ、他人に迷惑はかけたらいかん。
ということで、キャンパス内で誰にも迷惑がかからない場所を院生ギタリストと一緒に探しに行きました☆
携帯(SB同士、タダ友の輪！)で連絡し合って、G棟に聞こえない場所を探す。


『今から叩くで』　「OKです」

…

『どうやった？』　「いや、全然聞こえなかったですよ」

幾通りも場所を変えて演奏してみたところ、
どうやら校舎を一つはさむと全く聞こえないことが判明した。

これで神経質なA先生の耳にも入るまい！！

しかし、講義が延長したり、昼休み中に音楽を欲しない人もいるかと思い、
教室からほど遠い場所にある、正門近くまで移動。

ただし、正門付近には教務がある！！
教務こそ最凶最悪。A先生とは比べ物にならない発言力を有する。
さすがに教務に目をつけられては、二度とセッションは叶うまい。


ということで、正門から程よく離れたベンチに陣取ることにした。


ちょっと試しに叩いていたら、新入生の女の子に拍手されて、
「わーっ何の楽器なんですかぁ？」
「どこの国の楽器なんですかぁ？」
「サークルとかやってはるんですかぁ？？」

と黄色い声で攻められたｗｗ
おじさんちょっと照れたｗｗ

「また聞きに行きますぅ～～」って、
いや～～キャンパスライフですね～～！！！


ということで、新天地でこれから昼休み、正門近くでセッションします。
ギャラリーは少ないだろうけど、俺たちなりに楽しみ楽しませたいと思います。

芸術のゲの字もわからんやつに負けてたまるかぁ～～！！！